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手描きとタイポグラフィーのコントラストのうまい使い方

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手描きとタイポグラフィーデザイン

落書きに似せるのも、デザイナーの技のうちです。見る人の心を解放させることができるからです。

 

 

デザインの失敗ではありません

手描きとタイポグラフィーのデザイン1
一見雑然とさせて、人の目を引きつける。見る人のフォーカル・ポイントを向けさせる方法の一つです。マーカーのサークル部分をみてくださいと指示しています。上下のブルーのマーカーは、遊び心、そして動きを表しています。この動き、ムーブメントと言いますが、動的な表現で描いているさまも想像させます。それは瞬間的に、脳内で描いていることをトレースするからです。つまり、見たものを自分の頭の中で再現するようなものなのです。トレースすることでその時の遊ぶ楽しみを、想像で体験するのです。子供の絵を見て、子供に還るというのも同じことです。

デザインでは、記憶の引き出しを開けるスイッチを、視覚の記号化で操作しているわけです。珍しいフォントが散りばめられていますが、文字の空間、文面のマスと白地とのバランスなども、見る人に発する信号なのです。

 

「明日の偉大な芸術家は、地下に隠れるだろう」

手描きとタイポグラフィーのデザイン2

現代美術の父と呼ばれるマルセル・デュシャンの言葉です。この展覧会のポスターは、2015年スコットランド・グラフィック・デザイン・フェスティバルで受賞したものです。デザイナーはバンコク出身の女性デザイナーで、芸術家のマニタさんです。 彼女はデザインと芸術の融合を試みます。落書き風の筆記体を使用し、芸術家の叫びのようにレイアウトをしています。

 

太古の昔、言語が作られる以前から落書きは存在します。エジプトの壁の落書きに当時の生活や遺跡建築の情報まで描かれているわけですから、興味が引かれます。


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