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グラフィックデザインに関わることを色々

クリエイターの作品無料公開を批判する人って

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なぜ?

 

とりあえず、このtogetterの記事を読んでほしいのです。

Link : “「無料公開」によって市場が崩壊する理由を解説したイラストが話題に ソシャゲー、ユニクロ、web漫画、いらすとや、ダンピングによって壊れる日本”

 

僕が読んで思ったことは、
この批判は根本的に間違っていると思うし、色んなことをごっちゃにしていると感じました。

西野亮廣さんが、絵本『えんとつ町のプペル』を無料公開したことをきっかけに、「そんなことしたら、食えなくなるだろ」という批判が方々のクリエイターから出ていましたね。

 

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いや、無料公開がきっかけになって西野さんの絵本が一層売れているんだし、広告戦略として成功しているのではと感じました。

よく「業界全体が〜」と言われますが、
別にクリエイター同士・絵本作家同士・デザイナー同士…同じ仕事の人間って、協業関係にない場合は、普通に考えて商売敵でしょう。

個人的に馬があって仲良くするとか、交流を持つことは全然ありだと思うし、僕もそうしていますが。それはそれです。

飲食店なんて、激戦区はまさにヤるかヤられるか。どうして物作りやデザインに関しては聖域!みたいな考え方があるのか不思議に思います。

 

この批判の仕方は、“商売・ビジネス”である。という考え方が欠落している気がします。

市場経済は競争

全員仲良くして、みんなで一緒に食って行こうぜ!って、そんなわけあるかと。どんな企業でもライバルと切磋琢磨しながらも、虎視眈々と一人勝ちを狙っているわけじゃないですか。

世の企業を見ても、主力事業が時代に合わなくなって変革できなかった企業は潰れてしまうわけですよね。「今まではこうだったけど、これからはそれじゃもう通用しない」なんてことは、これからも山ほど起きるし、食えない人が出てくるのは仕方ない。一方でその流れにのって食える人も出てくるわけです。(僕は別に食えてませんが。。)

意図せずとも、商圏やジャンルが重なれば、競い合ってしまうわけです。それは制作物だけでなく、その売り方や宣伝の方法、いろいろな部分で。

化粧品メーカーは莫大な費用を投じて試供品を「無料」で配ったりします。なんでそれが絵本だと駄目なのか。今後全ての作品を無料で公開するわけではないでしょうし、これはあくまで”キャンペーン”だと思います。

 

売れないと嘆かれているアパレルでも伸びている所はあります。ユニクロなんて全く意識せず。そういったところは、製品を作ることだけでなく、インスタをはじめとしたSNSを巧みに使っているし、とてもマーケティングに力が入っています。努力の幅が広い。

代表の方も、良い意味で「いいものを作れば売れる」と思っていないんですよね。常に業界の常識に疑いの目を向けているし、だからやっていけてるんだと思います。

 

日本は職業選択の自由があるし、別に誰もその仕事を無理にやれとは言っていない。成り立たないなら転職でもなんでもすればいい。僕もご飯が食べられなくなったら他の仕事を探さないといけません。でも、それは自分のせいです。業界のせいでも、他社のせいでもありません。自分の至らなさに尽きます。

好きな仕事を、他者に邪魔されず、今まで通りやっていきたい。という考え方は激甘だと思います。椅子が減るだけで、別に市場は死なないと思いますよ。

頑張って、お金払いたくなるものを作って、頑張って宣伝しましょう。

ほんとそれしかない。僕も含めて。

 

これからも奇策を打ってくる人はいっぱい出てくるし、いちいち批判しても自分の商売が好転することはないでしょう?

「なるほど!こういう作戦もあるのか!勉強になるなぁ」と思うならまだしも、この類の批判は時間の無駄だと思います。

 

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